NPO法人 セカンドサポート(芳賀博信理事長)が運営する北海道唯一のブラインドサッカーチーム
『ナマーラ北海道』の練習に参加してきました。
施設を訪問した際に、スポーツがしたい!サッカーがしてみたい!という視覚障害者の皆さんからの
声が多くあり、やりたいならやってみたら良いのでは?といって、ブラインドサッカーを探してみたが
北海道には1チームもないと言う事が分かり、であれば作ってでもやりましょうという
芳賀博信理事長(元コンサドーレ札幌主将)の行動力により2014年に誕生したそうです。
全国的にはある程度チームが存在しており、パラリンピック正式種目と言う事で
日本代表も存在します。
2015年に初めての全国大会に出場。苦戦に苦戦を重ねながらも、初めての1勝を
獲得したそうです。
現在は来年の大会に向けて、健常者チームを結成し、ナマーラ北海道の対戦相手(練習相手)と
なるよう特訓中。
そんな、熱い思いの中の練習の見学と体験を芳賀理事長はじめセカンドサポートの
皆さんの配慮により当日参加できました。
☆ブラインドサッカーというスポーツは、、、
5人制のサッカー(キーパーは健常者)
フットサルコートと同様の広さ(20m×40m)
サイドラインには壁を設けタッチを割らない様にしています。
サイドラインには監督が付き、選手にボールや敵の位置を教えます。
ゴールの後ろにはコーラーがいて選手に敵の位置・ゴールの中心位置・ゴールまでの
角度や距離を瞬時に伝えます。
キーパーの動ける範囲はほとんどなく、一歩(約1m程度)しか前に出れません。
守備の選手は、ボールを追う時に、ボイボイボイボイと声をかけて衝突を防ぎます。
ボイを言わずにボールを追うと反則です。
鈴入りのボールは、サッカーボールより重くて固く、当たると痛いです。
☆当日の体験内容
①手を叩いたり、声をかけて頂く方向への歩行とランニング訓練
真っ暗な状態で最初は非常に恐怖心がありましたが、2回目・3回目には
軽いランニングは出来ました。
②ドリブル
見えないので、足の感覚に頼るしかなく、ボールが足から少しでも離れると
何処に行ったか全くわかりません。非常に苦労しました・・・
③PK
手で確かめたボールの場所を狙って、足を思いっきり降りぬきます。
コーラーがゴールのセンター位置を声で教えてくれます。
右斜め上を狙いましたが、キーパー正面でした。
④ナマーラ北海道VS健常者チーム(訓練中)の見学
ナマーラ北海道の圧勝(何試合も実施)
※ナマーラ北海道選手のトラップは、転がるボールの鈴の音のみが
頼りなのに、ピタリと足で止めます。
そこから、ドリブルで相手ディフェンスをよける様にドリブルしながら、
コーラーの声を頼りにシュートを打ちます。
無回転・弾丸という表現がぴったりのシュートで、常にゴール隅を
狙っています。
☆鈴の入った一つのボールに夢や希望や様々な思いを描きながら、
障害者の方と健常者の方が一緒に、又一体となり戦えるスポーツです。
最後に素敵なサッカーボールを。
サッカーは最高のスポーツです!
まだまだ暑い日が続きます。
皆様方におかれましても、体調管理には十分にお気をつけ下さい。
土木・舗装工事頑張ります!