10月6日(火)、南区災害防止協力会主催の普通救命救急講習会に参加してきました。
札幌市南消防署・消防団の方たちが講師としてきていただき、
緊急時の救命方法について学びました。
救命講習では心肺蘇生の方法を主に学びました。
以下簡単に手順をご紹介します。
1.反応(意識)を確認する。
肩を軽く叩きながら耳元で「大丈夫ですか?」または「分かりますか?」と呼びかけ
反応(意識)があるかないかを確認します。
2.助けを呼ぶ。
反応がなければ、大きな声で「誰か来て!人が倒れています!」と助けを求めます。
協力者が来たら「あなたは119番通報して下さい」「あなたはAEDを持ってきて下さい」と
具体的に依頼します。
3.呼吸の確認
傷病者が「普段どおりの呼吸」をしているかどうかを確認します。
傷病者のそばに座り、10秒以内で傷病者の胸や腹部の上り下りを見て、普段どおりの呼吸を
しているか判断します。
4.胸骨圧迫(心臓マッサージ)
普段どおりの呼吸がない場合は、直ちに胸部圧迫(心臓マッサージ)を行います。
※ 胸部圧迫は胸の真ん中(みぞおちより上)に両手を重ね、肘をまっすぐ伸ばし、手の付け根の部分に
体重をかけ、重ねた両手で傷病者の胸が少なくとも5cm沈むほど強く圧迫します。
1分間に少なくとも100回の速いテンポで30回連続して絶え間なく圧迫します。
30回の胸部圧迫終了後、気道を確保し、鼻を摘んだ状態で、口対口人工呼吸により息を吹き込みます。
(人工呼吸は1秒吹き込みを2回行います。)
5.AEDの使用準備
AEDが近くにあり、傷病者のもとへ届いた場合、直ちにAEDでの蘇生を開始します。
AEDは色々な会社が作っているため、操作方法は一概には言えませんが、基本的には電源を入れると
蘇生のためのアナウンスが流れますので、これに従い電極パットを正しく取り付けなどの操作を行って下さい。
※ AEDを準備している際にも胸部圧迫・人工呼吸は止めないで下さい。
大切なのはあわてないこと!
救命処置が1秒でも早ければそれだけ傷病者の社会復帰の可能性が早まります。
札幌市の場合、救急車が到着するまでの平均時間は約8分間。
最初の2分間で救命処置をしていない場合では、救命率が約40%→約20%程度にまで下るとの
統計をがあります。
もし自分の家族が倒れたら・・・・。
そう思うと自然に手に力が入りました。
皆さんもこういった講習会があれば是非参加してみて下さい。
土木工事・舗装工事に携わるものとして、工事現場ではどのような事が起こるか分かりません。
今回学習した救命処置で、万が一の事態に備えることは決して無駄ではないと感じました。